中学受験を目指す小学生のお子様をお持ちの親御様、こんにちは。
今回は、私立「玉川学園中等部」の評判と、試験の傾向を解説します。
評判
玉川学園中等部は、東京都町田市にある、私立の共学校です。
幼稚園から大学院まで要する総合学園であり、独自のカリキュラムでの一貫教育が行わています。
共通の指針として、「人生の最も苦しいいやな辛い損な場面を真っ先きに微笑を以って担当せよ」というモットーを大事にしています。
【受験】
総合的な学習が行われる一般クラスの入学試験は2月1日と2月2の午前・午後に行われ、2教科・4教科の選択制です。筆記試験に加え、受験者本人の面接もあります。
国際的な共通カリキュラムにのっとり、世界を舞台に活躍できる人材を育成するための「国際バカロレアクラス」の一般入試もあります。
国語または英語・算数・理科・社会の筆記試験と、受験者面接及び保護者同伴面接で合否が決まります。
玉川学園中等部は、八王子学園中学校や淑徳巣鴨中学校のおさえになり、併願校としては、郁文館中学校や阿達学園中学校があげられます。
【環境】
小田急小田原線「玉川学園前駅」より、正門まで徒歩3分、中学校舎まではそこから15分の場所に位置します。正門を入った後は、車両の通行なないので、安全な環境で通学できます。
敷地は幼稚園から大学まで併設しているため非常に広く、グラウンドや体育館、プールなどの運動施設が充実しています。
また、プラネタリウムを併設した理科科目専用の校舎や、木工・金工・染織・陶芸などの高度な専門設備を兼ね備えた美術専用の校舎もあり、学習施設も整っています。
【学習】
理数系と英語の教育に特化したカリキュラムが用意されており、医学部・理学部・工学部・農学部への進学を希望する生徒への支援が充実しています。
また、将来的に海外の大学への進学や世界での活躍を目指す生徒のための、世界水準の教育プログラムも導入しています。
海外にも提携校が多数あり、留学をする生徒も多くいます。
【生徒】
男女比4:6と女子が多めなのが特徴です。
全体的に活発な生徒が多く、授業も課外活動も真剣に取り組む姿が多く見受けられます。
授業も生徒の積極的な発言を求めるので、能動的な授業が展開されています。
出題傾向
【算数】
50分100点満点の試験で、スピードと思考力が試されます。
大問5題構成で、計算問題や文章題、小問集合・応用問題が出題されます。
問題の分量が多いため、速く、正確に問題を解く力が必要です。
応用問題は、濃度や場合の数、図形の求積・角度や速さが頻出で、作図の問題も特徴的です。
一般的な参考書には載っていないような問題が出題されることもあり、思考力が試されます。
【国語】
50分100点満点の試験で、大問7題前後で構成されます。
読解問題は論説文・物語文の2題で、その他はことわざや慣用句、漢字や語彙に関する問題が出題されます。
読解問題は記号選択問題や抜き出し問題が主として出題されますが、40字程度の短文記述も出題されるので、過去問などで対策が必要です。
語彙に関する問題の比重が大きいので、普段から新聞や本を読み、わからない単語は辞書で調べ、語彙を増やすことが大切です。
【理科】
30分50点満点の試験で、基本的な問題が中心です。
実験や観察を基にした問題の多さが特徴的です。
実験の手順や結果を予想させる記述問題は、知識の丸暗記では対応できず、思考力が大事です。
発想力や着眼点をみる、一風変わった問題も出題されるので、過去問で対策しましょう。
【社会】
30分50点満点の試験で、幅広い知識が要求されます。
大問3題構成で、小問集合1題と、応用問題2題が出題されます。
写真や地図、グラフなど資料問題が毎年多く出題されるので、過去問や問題集での対策が必要です。
漢字指定の設問があるので、日ごろから漢字で解答する努力をしましょう。
また、時事問題も出題されるので、テレビや新聞でニュースを知ることが大切です。
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