塾に通うメリット・デメリットとは|学力向上や切磋琢磨できる環境など

家庭教師コラム

お子様の学習をサポートするために、塾を検討されるご家庭が増えてきています。この記事では、塾へ通うメリットについてご紹介します。

塾とは

塾とは、学校以外の場所で学ぶための教育機関(サービス)のことです。小学生から高校生までを対象に、学校の授業内容をサポートし、学力向上を目指します。

塾の種類

塾にはさまざまなタイプがあり、大規模な授業形式で大人数で講義を受けるタイプや、1〜3人をひとりの先生が授業をする個人指導塾タイプなどが一般的です。

家庭教師との違い

学校以外の場所で学ぶサービスとして『家庭教師』があります。塾は基本的に複数人の生徒を集めて指導が行われますが、家庭教師は一対一(マンツーマン)指導が基本です。そのため、塾に比べると、生徒の個々のニーズに合わせた指導が受けられます。

こちらの記事で「家庭教師」についてご紹介していますので、併せてご覧ください。

▷家庭教師を依頼するメリットとは?マンツーマン・学習習慣・時間の融通など

塾に通うメリットとは

学力の向上

塾は、学校で学んだことをさらに深めたり、復習をすることができる場所です。 学校の授業やテストで分からなかった部分を個別に解説してもらえたり、質問しやすい環境が整っているため、学力の向上が見込めます。

加えて、塾のカリキュラムは学校の授業よりも進んでいることも多く、応用的な問題に取り組むなど、より深い理解をすることができます。

学習習慣が身に付く

塾では、定期的なスケジュールに基づいて授業が行われています。塾に通うことで定期的なペースで学習することが求められ、学習習慣が身につきやすいです。さらに、塾によっては授業の前後に自習時間が設けられていることがあり、自主的に勉強する習慣を身につけることができます。

学習習慣を環境の確保

塾には、静かに集中できる環境が整備されています。例えば、自宅では集中できなかったり、勉強するスペースが限られたりすることもありますが、塾にはさまざまな教材が揃っていたり、パソコンやタブレットがあったり、自習室があったりなど、集中して学習に取り組める環境が整っています。

また、分からないことがあっても塾には先生がいるので、すぐに質問ができる環境もあります。

同世代との切磋琢磨

塾には、同じ目標を持った生徒たちが集まっているため、共通の目的に向かって努力することができます。

同世代との交流を通じて、勉強に対するモチベーションを高めることや、塾での交流で友達を作ることもでき、一緒に学習することでお互いに競い合い、切磋琢磨することができます。

また、自分が分からないことを質問することで、同じ問題に悩んでいる仲間たちと共有することができ、お互いの理解を深めることができます。

受験に必要な情報を得られる

塾では、受験に必要なノウハウを提供してくれます。例えば、高校受験や大学受験に特化した塾では、受験科目のカリキュラムや問題集、過去問題など、受験に必要な情報や資料を提供してくれますし、志望校に併せた対策授業を受けることもできます。また、受験に関する最新の情報や出題傾向なども塾の講師やスタッフから得ることができます。

勉強方法や時間管理などの習得

テストの受け方やテストの時間管理方法、また効果的な勉強方法など、勉強の部分だけでなく実践的なスキルなども身につけることができます。

塾のデメリット

時間の制約を受ける

塾に通うためには、塾が開講する日時に自分のスケジュールを合わせなければなりません。

そのため、放課後の時間に友人と遊ぶことや勉強以外にやりたいことなどに時間を割くことができなくなります。また、週末や夏休みの間は、塾の授業があるため、自由な時間が減る可能性があります。

加えて、通塾のために送迎が必要となる場合は保護者の方も時間の制約を受けてしまうこともあります。

受け身となってしまうこともある

塾によっては、先生が一方的に教える形式で進める授業もあります。そのため生徒が受け身となってしまい、自分で考えることや問題解決能力が低下することもあります。

また、受け身授業に依存してしまい、自分で勉強するということを怠ってしまう場合も…。もちろん、問題演習を授業時間に取り入れている塾もあります。

授業のペースが合わない

塾の授業は先生のペースに合わせて進みます。そのため授業のペースが早すぎてついていけないということもあります。基本的には生徒自身が積極的に学習に取り組むことが前提なので、積極的に自分の理解が不十分な部分を補うために予習や復習が必要となってきます。

自分のペースに合わせてくれないことも

上述の「授業のペース」とつながる話ですが、塾の授業は、通常、複数の生徒が同時に受けるため、個々の生徒に合わせた指導ができないことがあります。

そのため、自らの分からない部分はしっかりと質問するなど積極的に学習に取り組まなけえればなりません。ただし、個別指導塾ではある程度生徒のペースに併せた授業を行ってくれます。

周りの目が気になる子もいる

塾は複数の生徒が同時に授業を受けるので、周りの目が気になる人や周囲に人がいると集中できない人はストレスに感じることもあります。

コストがかかってしまう

当たり前の話ですが、塾に通う場合はコストがかかります。授業料や教材費などがかかるため、ご家庭の経済状況に合わせた塾を選ぶことが大切です。

塾が良いのか家庭教師が良いのか

塾に通わせるべきか、家庭教師を依頼する方が良いのかは異なります。

塾に向いているタイプ

塾では周りに同世代がいるので、周りに人がいた方が集中できる、切磋琢磨できるタイプや、周りの目があまり気にならないタイプに向いていると言えます。

また、ある程度、基礎学力があり自ら勉強することができるタイプには向いています。

家庭教師に向いているタイプ

家庭教師は一対一の指導となるので、オーダーメイドの指導を受けたいタイプや、塾などで周りが気になる、競争しながら勉強したくないタイプなどには家庭教師が向いています。また、学習習慣をつけたい場合にも家庭教師は向いています。

こちらの記事で、塾・家庭教師に向いているタイプについて詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください。

▷塾・家庭教師どっちが向いているの?タイプ別のおすすめとは

まとめ

こちらの記事では、塾に通うメリット・デメリットについてご紹介しました。 塾は同世代がいて、切磋琢磨ができる環境です。塾によっては、さまざまな特色や強みがあります。

塾を決める際には、実際に塾へ通う子どもの意見にも耳を傾けながら決めるようにしましょう。

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