知りたい!《慶應義塾普通部》のすべて。 評判と出題の傾向・対策まるわかり

学校情報

中学受験を目指す小学生のお子様をお持ちの親御様、こんにちは。
今回は、私立「慶應義塾普通部」の評判と、試験の傾向を解説します。

慶應義塾普通部HP

評判

慶應義塾普通部は、神奈川県横浜市に位置する、慶應義塾大学附属の男子中学校です。

【受験】

募集は180名程度。
算数・国語・理科・社会の4教科に加え、面接と体育実技の試験が行われます。
慶応普通部卒業後は、慶應義塾高等学校、慶應義塾志木高等学校、慶應義塾湘南藤沢高等部、慶應義塾ニューヨーク学院(高等部)のいずれかに推薦され、さらに高校卒業後は、慶應義塾大学のいずれかの学部に進学できます。
慶應義塾中等部や慶應義塾湘南藤沢中等部、サレジオ学院中学校と併願するケースが多いです。
慶應義塾普通部が第一志望な場合は、大学附属の中学校を目指す場合は、青山学院中等部や学習院中等科、立教池袋中学校がおさえになります。
大学附属の中学校にこだわらない場合は、浅野中学校や攻玉社中学校もおさえになります。

【環境】

東急東横線、目黒線、横浜市営地下鉄グリーンライン「日吉駅」が最寄り駅で、慶應義塾大学日吉キャンパスのほど近くに校舎があります。
2015年には明るく開放的な新校舎が完成し、複数の教室でWi-Fi環境が整っているなど、快適な学習環境が特徴です。
複数の体育館やグラウンド、広いテニスコートや弓道場も兼ね備えており、運動施設も充実していて、学校生活に彩りを与えています。

【学習】

授業は週6日制で、全教科まんべんなく学んでいます。
慶應義塾普通部入学後はいわゆる受験はないので、基礎を確実に身につけるとともに、時には高校・大学レベルの内容も取り扱います。
通常の授業に加え、視野を広げ学びを深めるために、選択授業があります。芸術科目やコンピューター、第二外国語など多岐にわたる授業が設置されており、それぞれの興味関心に基づき知見を広げることができます。

【生徒】

学業だけでなく、クラブ活動などの課外授業に力を入れている生徒が多くいます。
教職員でなく専門家が顧問をしている部活も多数あります。
慶應義塾中等部や慶應義塾湘南藤沢との試合や、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾高校、慶應義塾大学との合同イベントなど、クラブ活動を通したつながりが生まれています。

出題傾向

【算数】

40分100点満点の試験で、内容は超難問ばかりではありませんが、問題量が多めです。
図形、数の性質、速さ、還元率の分野が頻出です。
速く、正確に問題を解くための能力が不可欠です。
日ごろから多くの問題に触れることで、計算処理能力を高める必要があります。

【国語】

40分100点満点の試験で、長文読解問題2題と漢字の書き取り問題が出題されます。
速く正確に文章を読み、答案を作成する能力が必要です。
日ごろから多くの文章を読み、速読力を身につけ、また、日常にあふれるさまざまな語句に敏感になり、語彙力を高めることが必要です。

【理科】

30分100点満点の試験で、物理・化学・生物・地学の分野から幅広く出題されますが、生物分野からの出題が多いです。
理科も難問ばかりではなく、速く正確に問題を解く力が試されます。
記述問題も出題されるため、訓練が必要です。

【社会】

30分100点満点の試験で、思考力重視の問題が出題されます。
確実な基礎力に基づく論理的な思考力が必要です。
過去問で演習をすることも非常に効果的です。
また、普段からニュースを見たり新聞を読んだりして、勉強だけでは身に付かない知識を蓄えることが重要です。

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