中学受験を目指す小学生のお子様をお持ちの親御様、こんにちは。
今回は、私立「青陵中学校」の評判と、試験の傾向を解説します。
評判
青陵中学校は、東京都品川区に位置する、中高一貫の共学校です。
設立当初は女子高でしたが、今では男女比2:1と、男子生徒の方が多数を占めています。
「社会に貢献できる人間の育成」という建学の精神のもと、個々を大切にし、生徒の主体性を重んじた教育がされています。
【受験】
募集は帰国生を含め200名程度です。
2教科または4教科で受験ができますが、4教科受験の場合も2教科の合計得点での一次選抜があるため、算数・国語重視の試験です。
青陵中学校が第一志望の場合、多摩大学目黒中学校や立正大学付属立正中学校が押さえになります。
また、青陵中学校は、法政大学付属第二中学校や日本大学中学校、昭和女子大学付属昭和中学校の押さえとして受験する人も多く見られます。
【環境】
東急大井町線「下神明駅」徒歩1分、JR京浜東北線・りんかい線「大井町駅」徒歩7分、JR横須賀線「西大井駅」徒歩10分と通学に便利な立地です。
学校生活に豊かな彩りを与える施設として、様々な競技に対応可能であり舞台も兼ね備えるアリーナや、本格的な和室、多くの蔵書と広い自習スペースを誇る図書館が自慢の学校です。調理室や理科実験室、コンピューター室も充実しており、最適な学習環境が整っています。
【学習】
授業は週6日と、手厚い教育が施されています。
中でも、英語・数学・国語の3教科は重点的に指導しており、一般的な公立中学校の1.5倍以上の授業時間があります。
英語の指導には特に力を入れており、英語劇の発表会や早朝英語特訓講座、英語サマーキャンプが用意されています。
放課後や長期休暇中にも講習の時間を設けるなど、学習環境に非常に恵まれている学校です。
【生徒】
公式戦やコンクールで優秀な成績を収めている部活動も数多く存在し、熱心に部活動を行う生徒もたくさんいます。
先生も生徒も学習に力を入れている進学校なので、生徒同士も良い刺激を受け合い、積極的に勉強する生徒が多いのが大きな特徴です。
出題傾向
【算数】
50分100点満点の試験で、基本的な問題がほとんどなので、速く、正確に問題を解く力が必要です。
計算・割合・速さ・図形・特殊算など幅広い分野の基礎的な問題を毎日繰り返し解き、確実に得点をとれるように特訓する必要があります。
基本的な学力が身についていれば、必然的に応用問題にも太刀打ちできるようになるので、きちんと基礎固めをしましょう。
【国語】
50分100点満点の試験で、標準的な難易度の問題が出題されます。
長文読解問題は、論説文と文学的文章が出題され、ほとんどが選択問題ですが、記述問題も出題されるので、対策が必要です。
論説文、文学的文章それぞれ多くの文章を読み、慣れておくことが大切です。
また、漢字やことわざ、敬語などの知識問題も出題されるため、確実に得点するためにあらかじめ対策しておく必要があります。
【理科】
社会と合わせて60分間の試験で、60点満点で採点され、基礎的な問題が中心です。
科学・生物・物理・地学4分野から出題されるため、幅広い勉強が必要です。
全ての分野で基礎力を固めましょう。
暗記問題だけでなく、計算問題も出題されるので、きちんと基礎を理解した上で、計算問題の練習を積むことが大切です。
【社会】
理科と合わせて60分間の試験で、60点満点で採点され、こちらも基礎的な問題が中心です。
範囲は地理・歴史・政治・時事と全般的に出題されます。穴のないように全ての分野を勉強すること、また時事問題に興味・関心を持ち、テレビを見たり新聞を読んだりすることが大切です。
また、用語記述式の問題は、漢字指定の場合があるので、普段の勉強の時から意識的に漢字で書くようにしましょう。
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